投票率の上がる政治を・・・

「政治家の本音と建前」とはというと、橋下日本維新の会の共同代表の「従軍慰安婦の発言」などで巷で野議論があるようだが、むかし寅さんが「それイッチャーお終いさー」のセリフが思いだされる。

やはり政治家も人間、己が可愛いのか・・・「国民全体のことより個人の利害関係を常に考えている」人が・・・稲村に火をつけて人々を助けた1854年(安政元年)和歌山の浜口儀兵衛の話を思い出した。

昨日の国会で、0増5減の区割り法案は、参議院で審議されないまま、衆議院で成立した。

毎日新聞・・・0増5減は高裁で無効判決すら出たのだ。その対応で最低限の応急措置のはずだった。「1票の格差」問題とは別に、政界には小選挙区制自体の見直しを主張する声もある。さまざまな糸がもつれあい、選挙制度改革は身動きが取れなくなっているのだ。

こんなことだから、選挙制度改革は権威ある第三者機関による議論が望ましいという声もある。国会議員だけに問題を任せられないことは今回、ますますはっきりした。与野党に危機感があるのならせめて、機関設置と改革の期限だけでも早急に合意すべきである。

こういうことで、国民の政治不信が増す。都議選の投票率43・50%、買った負けたの話ではない。国民の目線で議論してもらいたい。投票率が上がる政治を考えてほしいものだ。

今日の新聞各紙社説

朝日・・・「区割り再可決―国会丸ごと不信任だ」

読売・・・「「0増5減」成立 参院の存在意義はどこにある」

毎日・・・「0増5減法成立 許せぬ無責任な幕引き」

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある」のことわざあるが与野党の国会議員の「本音と建前」の思惑の探りあいで膠着状態になってしまったのだ。