地域の安心・安全はみんなで守る

地域の暮らしは、「安全」「安心」「快適」が第一です。それには一人ひとりが勝手な行動していては「住みよい」街にはなりません。

たとえば、ゴミが落ちていたら拾う。100人が一個のゴミを捨てたら100個になるのです。100人の人が一個のゴミを拾えば町はきれいになるのです。

長い習慣で、町が汚れていても「これが普通だ」という感覚になるものです。街が汚れていると、「犯罪が起こりやすい」と言われています。最近の犯罪で、子どもの被害が多くなったと言われています。また「いじめ」などは学校では一向に減ってはいないようです。

犯罪を起こしやすい街・・・割れ窓理論というものがあります。

割れ窓理論とは、窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯罪全般を抑止できるとする。米国の心理学者ジョージ=ケリングが提唱した。ブロークンウインドーズ理論」です。

治安が悪化するまでには次のような経過をたどります。

①建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出します。

②ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになります。

③住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなります。それがさらに環境を悪化させます。凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになります。

したがって、街にゴミを捨てさせない環境づくり、「誰かがあなたの行動をみていますよ」・・・日頃の「コミニティ」で「監視」を心がけることです。

学校の夏休みは子どもの犯罪が多くなると言われています。「犯罪から子どもを守る」・・・地域の人・警察です。交通指導・防犯パトロール・ゴミ拾いで犯罪をなくしたいものです。

今日の毎日新聞社説「子供の安全 警察と地域の両輪で」

刑法に違反する事件のうち、13歳未満の子供が被害に遭う割合が近年上昇傾向だ。被害件数の割合が特に高い犯罪には、略取・誘拐、強制わいせつ、強姦(ごうかん)などの凶悪事件や性犯罪が並ぶ。由々しき事態だ。