誤報は防災の訓練に・・・

昨日(8日)午後4時56分ごろ、奈良県大阪府で、震度6弱から7程度の揺れを予想し、広い範囲に緊急地震速報を出した。

私の携帯に地震予知の音が鳴り響いた。家から、ちょっと離れている所だったので、妻に行き先を黙って出たので、とりあえず帰らねばと思って、家にいる妻に電話を入れる。妻は庭にいるものと思い、庭を探したという。

テレビを見たら、奈良県の方で、震度7ということだ。家に向う途中に中年の奥さんに、大きな地震が起こるという気象庁緊急地震速報があったが、気がつきましたか?訪ねたところ、「まったく分からない」との事で今「緊急地震速報があったので気をつけて下さい」と話した。「有難うございます、直ぐに家に戻ります」と言っていました。

家に帰り、テレビを見たらNHK高校野球の実況で全く情報は伝えていなかった。日本テレビを回したら、奈良県大阪府震度6弱から7程度の揺れが予想されるとの事で、さては南海トラフ?では・・・東京は遠いので大丈夫だろうと思って、外に出た。

その後のニュースで、新幹線は運転見合わせ・・・朝日新聞

東海道・山陽新幹線は速報の流れた午後4時56分ごろ、小田原(神奈川県)―新岩国山口県)間ですべての列車が停止。まもなく再開したが、東海道新幹線は上下56本が最大で20分遅れ、約5万6千人に影響が出た。山陽新幹線でも上下39本が最大29分遅れた。

JR東海によると、速報を受信すると自動的に停車するシステムが作動した。同様に、都心の東京メトロ、東急、西武、東武京急などの私鉄や都営地下鉄も一時運転を見合わせた。

また、気象庁日本気象協会などのウェブサイトが午後4時57分ごろから、10〜15分ほど見られなくなった。アクセスが集中したためとみられる。

京都市の男性会社員(26)はスマートフォンでヤフーや気象協会のサイトにアクセスしたがつながらず、ツイッターで情報を得たという。「震度7緊急地震速報も、誤報ツイッターで知った。これでは何のための気象情報サイトなのかわからない」と不満げだった。

誤報と分かりホットしたが、これは、「イソップ物語の狼少年」であってはならない。この教訓を生かし、家庭、職場で、そして交通機関で、将来ありうる南海トラフ・首都圏直下地震東海地震東南海地震などの不安である。

誤報が教訓となって、防災意識を高めることが大事だと思った。油断は禁物だ。