正しい教育
「善悪を教えることが子育ての基本」
親が子供に善悪を教えることが子育ての基本です。最近感じられることがあるのですが、若者の間で、善悪でものの判断をしないで、みんながしているから、善いことであるという判断です。
文部科学省がまとめた体罰調査の最終報告で、昨年度、全国の国公私立の小中高校などの1割にあたる4152校で、6721件の体罰が確認されたという。被害にあった児童生徒数は1万4208人に上っているのです。
たとえ悪行であっても、みんながしているとそれは悪行ではないという判断してしまうのです。それは、親が子供に善悪をきちんと教えていないと、その子が成長して大人になっても、善悪を教えられる親にはなれなません。
親の身勝手なふるまいのために、子供の心が寂しくすさんでいき、善悪の判断ができないままに、さまざまな事件を引き起こしてしまう子供も多くなったのです。
人は善悪をわきまえずに自我欲望のおもむくままに行動していると、自分さえも見失ない、気がついたら奈落の底に転落してしまっているのです。
また、お金に目がくらんでしまうと、本来のお金が異質のもの、マネーに変身して、人は価値観まで変わってしまい、善悪の判断ができなくなります。
世の中の大人の生きざまを子供達は見ています、大人の行動が成長していく子供達の社会生活における善悪の判断に影響します。親の後ろ姿を見て子は育つと言いますが、日常の親の姿から子も自然と善悪の道理を学んでいくことでしょう。
古来、日本人は自国の文化に育まれた道徳性や技術、勤勉性を持ち合わせています。親が事の善悪をきちんと教え、判断力を養うことこそ、正しい教育だと思います。