伊豆の旅をして・・・

昨日(17日1泊)、子ども達夫婦2組と、孫4人と私達夫婦の2人の計10人で伊豆熱川に1泊旅行に行ってきました。

ホテル伊東園グループとは(ウキペディア)
それまで東京都でパチンコ店、サウナ、キャバレーなどが入居する複合施設を運営するなどしていた在日韓国人の実業家、李支宗(りししゅう)が、倒産して競売にかけられていた「伊東園ホテル」(静岡県伊東市)を2001年に買収したのが始まりである。李は当初、これを自社社員用の研修所とする目的で購入したものだったが、「いける」と考え直し、改装のうえ一般向けのホテルとして同年12月に再開業させた。

李はその後、倒産や経営不振に陥った宿泊施設を次々に買収、格安ホテルとして再生させていった。この手法を用いることによって、2012年9月現在、伊豆(静岡県)を中心に、北海道から滋賀県まで、計43館の温泉旅館・ホテルが、「伊東園ホテルグループ」として運営されるに至っている。

そのグループの一つのホテルに1泊したのでした。印象は安い・施設は修理・改修が必要と従業員の対応の不備で、館内の施設内用の説明とサービスが問題と思われました。(地震などの非常時の対応など)安いということだけで、宿泊者多かったと思いますが、不安さえ覚えました。

食事は夜・朝、バイキングで、飲み放題・食べ放題でした。食堂のテーブルには並んで席を取るお客さんで、満員状況でした。

お客の食事のとり方にも問題があると思いました。並んでとる好きな食べ物をとって席に運ぶのですが、食べられる分だけとって容器に載せればいいのですが、多くとって食べ終わった席を見ますと、食べ残しが多いのです。

「もったいない」・・・ちょっと見ただけで1〜2割ぐらい残されていると思いました。物あまりの日本ですが、これはいけない!むかし親から「一粒のゴハンでも残してはいけない。お百姓さんが八十八の手間をかけてご飯になるのだ」・・・と言われたものです。

昨日の朝日新聞の社説で「食品ロス―消費者から変わろう」が載っていました。

「人間が食べるために生産される食料は世界で年間ざっと13億トンで、うち3分の1が失われている。国連食糧農業機関(FAO)がそう推計している。

消費段階で捨てられるものを「廃棄(ウェイスト)」、生産から小売りまでの間を「ロス」と区別している。 日本ではロスが500万〜800万トンともいわれ、コメの収穫量に匹敵する。」・・・ということです。

「もったいない」・・・環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんを思い出しました。2005年の来日の際に感銘を受けたのが、「もったいない」という日本語でした。

環境 3R+Respect=「もったいない」Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、けがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉、「もったいない」です。

日本人の危機意識の薄さに悲しい思いがいたしました。