高齢化と地域社会


あまりにも歳をとりすぎました。平均年齢78歳では、前向きな考えが浮かびません。

昨日、10世帯で利用している全長70メートルの私道(砂利道)の舗装を、開発業社の説明会を開きました。具体的な舗装の方法は、市・業者で、設計・予算見積もりなどして、具体的に示されました。

雨水の排水処置で最善方法で、浸透マス(直径2メートル深さ3メートル)を4個、掘るという設計です。工事予算見積もりは650万円で市の補助は予算の80パーセントの300万円で、残りの350万円居住者負担というものです。

また、各戸の負担の割合と、工事終了後のメンテナンスは、居住者負担となるということです。その上、1時間60ミリの大雨の場合に一部個人の敷地内流入の恐れなど想定されるということです。

私道は一部個人の所有となっている部分もあって、市に買い取っていただき、市道として管理して欲しいとの意見があり・・・無理であることから、現状からこの提案に反対の人がいました。

具体的な意見・・・残り少ない人生で、財政負担に見合う事業は、話に乗れない、舗装し住みやすい居住地になることは、良いことだが、86歳もうそのパワーエネルギーがないというのです。息子(独身)はこの地・家に今後、居住するか分からないという。

戦後68年の家族制度・社会構造の変化と 、この地で世代交代という、シナリオは考えられないということだと思います。自分の今後の生活確保の不安と、次世代につなげるため経済的負担割合・・・計りきれないのだと思います。

農地を住宅地に整備し50年近く、住み続けています。この地の住民は、それぞれの考え持ってはいるものの、助けあい、協力し合って来ました。ごく狭い(昔は隣組)は、今も健在です。

しかし、核家族化が進み、地域社会で共通している、家を引き継ぐ(今まで住んでいた家)後継者がいないという悩みは、他の地域と共有していると思います。

この地に子や孫達が生活できる環境にするためには、大型規模の再開発で、街づくり考えなければと思いました。また、子供達に将来について、私達の考えを話し伝えなければと思いました。