イプシロンロケット

イプシロンロケット」・・・何か飲み薬?みたいな名前?のロケットが12年ぶり開発され惑星分光観測衛星(SPRINT-A)を搭載した試験機は、昨日(27日)13:45分・・・・鹿児島県内之浦空間観測所/肝付町の発射基地から打ち上げのTVの実況中継をみていました。

高性能維持・従来の3分の1の低価格で約38億円だそです。そして、ロケットの打ち上げをもっと手軽なものにし、宇宙への敷居を下げよう…それがイプシロンロケットの最大の目的という。

昨日の雨もあがり、晴天となり気象的には何の問題はない。3キロ離れた場所から多くのメディアのテレビ実況中継と地元の人・観光客の人、期待して打ち上げ瞬間を見ようと集まっていました。カウントダウン・・・3・2・1・・・アレアレどうしたのだろう?上がらない。

JAXSロケットの自動カウントダウンシーケンス中に姿勢異常を検知し、打ち上げ約19秒前に緊急停止しました。8月27日の打ち上げは中止になりました。

読売新聞・・・ロケットの姿勢がわずかにずれていると地上側のコンピューターが誤検知し、点火前に自動停止した。

JAXAは別の方法で確かめたが、ロケットに異常はなく、機体のコンピューターから地上のコンピューターにデータが送られる際に異常があった可能性があるとみて調べている。

イプシロン開発責任者の森田泰弘・JAXA教授は、原因究明と対策、検証で最低2日はかかるとの見通しを示した。

日本の新型ロケットとしては、2001年の「H2A」以来、12年ぶりになる打ち上げだった。JAXAは作業を中断し、原因の究明にあたっている。

イプシロンは、全長24・4メートル、重さ91トン。開発費は約205億円で、最大1・2トンの衛星を打ち上げることができる。

高性能化が主眼だったロケット開発のあり方を見直し、部品の簡素化や管制システムの改善でコストを抑え、使い勝手の良さを追求した。今回は、木星や金星などの惑星の大気、磁気圏の状態を観測する衛星「スプリントA」を搭載している。