思いやりの心

「思いやりの心」とは、相手の立場・考え・気持ちを理解することだと思います。

私達は毎日、多くの人達と関わって生活をしています。そういう中で、もし皆が「思いやりの心」を持たずに周囲の人や状況に気をつかうこともなく、自分の好きなように思いのままの行動をとったとしたらどうなるでしょうか・・・

最近、自己中心的な人が多くなったように思えます。「社会人」として未成熟な人間と思われる人です。「社会人基礎力」という言葉あります。

「社会人基礎力」とは、職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事する上で必要な 基礎的な能力」として、経済産業省が提言したものです。簡単にいうと、学問で得られる 専門知識やスキル以外に、仕事をする上で必要になる基本的な力のことです。

具体的には・・・

1・・・前に踏み出す力(アクション)・・・一歩前に踏み出し。失敗しても粘り強く取り組む力

2・・・考え抜く力(シンキング)・・・疑問を持ち考え抜く力

3・・・チームで働く力(チームワーク)・・・多様な人々と共に目標に向けて協力する力

とありますが、今まで学んできた専門知識と、社会生活での経験をもって、社会に貢献する力だと思います。

多様な人々と共に、生きていくことで大事なことは、「思いやりの心」です。

「思いやりの心」は、私達が生きて生活していく上で人と関わる時の基本的として必要なことなのです。「思いやりの心」を持って人々と接することが出来れば差別や無視などの「いじめ」もなくなります。

「思いやりは友をつくるが、真実を言うことは敵を作る」とフランスの諺があるそうです。このことは相手の立場になってあげる心です。

幸せに暮らすには、たとえ真実でも、「人に言ってはいけないこと」・「人には言わない方がいいこと」・「人には言わなくてもいいこと」・「人に言ってあげた方がいいこと」があると思います。

思いやりを欠いた一言で、人を傷つけてしまうことがあります。本人のために言ってあげたほうがいいこともあります。それも思いやりでしょう。

なかなか難しいことですが、やさしい気もちや思いやりの心をもって人と接することができれば、自分も気分よく過ごしやすいのではないでしょうか。