命の次に大事なもの

命に次に大切なものは何?・・・私は、3−K(家族・お金・健康)と思っていましたが・・・思いやりと感謝を追加したい。

命の次に大切なものは何ですか?ある学校の生徒にアンケート(単数回答)では・・・
1位 家族 54%
2位 恋人 12%
3位 お金 11%
4位 時間 5%
5位 友人・仲間 4%

という。私は、年代によって大分違ってくると思います。しかし共通しているのは「幸せ」に繋がる「条件は何かだ」と言うことだと思いです。

現代物質文明の社会では財を多く持つ者が価値ある人間とされる風潮です。むかしの生活環境から、「心、思いやりなどの精神的な安定さ」をもてる環境が大切だと思うようになりました。

3.11の大地震で、これまで私たちが「これが幸福だ」と思い込んできたものが、実は脳内でつくりあげられた幻覚だった、ということに気づく良い機会になったと思います。

そして本当の幸福とは、常に欲望を満足させ、快感を刺激するということではなく、生と死のわずらいからの開放であり、苦がなく、心が安らいでいる状態こそ幸福であるという価値観の転換へのチャンスをいただいたと思うのです。

最近ののニュースでビックリです。

「世界の食料、3分の1廃棄=年13億トン、スイスのGDP超―国連報告」

世界で生産された食料の3分の1が食べられることなく廃棄されているとする報告書を発表した。廃棄分は年約13億トン、金額にして約7500億ドル(約75兆円)に上り、スイスの国内総生産GDP)を上回る。

報告書によると、最悪の廃棄地域は日中韓を含む「産業化されたアジア」。1人当たり年平均100キロ以上の野菜、コメを中心とする約80キロの穀類を廃棄しているという。また、北米・南米の食肉産業やアジア、欧州、中南米における果物の廃棄問題も指摘されている。

一方、飢えで死んでしまう子供たちがたくさんいます。飢え(食べるものがなく、おなかがすいて苦しむこと)だけが原因で命をうしなう子どもは、全体の3%ほどです。

しかし、飢えるまでいかなくても、じゅうぶんに栄養がとれていない栄養不良の子どもたちはたくさんいます。開発途上国の子どもの4人にひとりは栄養不良です。栄養不良は子どもたちを病気にかかりやすくしたり、病気をなおりにくくしたりします。

栄養不良の原因は食べものが足りないことだけではありません。お母さんの栄養がじゅうぶんでなかったために赤ちゃんがおなかの中でよく育たない、家族が栄養についてよく知らないために食事が栄養のかたよったものになってしまう、家族が畑や家の仕事にいそがしいために子どもの食事をつくる時間がとれず、食事の回数がへってしまうなど、いろいろなことが原因になっています。(ユニセフ

グローバル化した社会・人間の知恵で、アンマッチした現実を何とかならないものかと考えるの私だけではないと思います。