「いじめ」と「ヘイトビーチ」

「いじめ」とは、相手の肉体的・心理的苦痛を快楽的に楽しむことを目的として行われるさまざまな行為です。「ヘイト・スピーチとは、特定の人種や民族に対して差別や憎しみをあおったり、おとしめたりする言動です。

いじめは言うに及ばず、各所で問題が起きています。またヘイトビーチは、最近の日韓関係・日中関係が領土問題・歴史認識問題で、国交が正常ではないところから、新大久保(新宿区)駅周辺などで起きているようです。

人間社会において、倫理の大切は言うまでもありません。道徳・モラルでは守りきれないので、ルール(法律)で、人間社会を構成して国家(三権分立)を形成してきた歴史があります。

弱い者いじめは、本能的自己防衛があり、動物本来に闘争本能が人間にもあるところから起こる問題だと思います。

スポーツは、個人競技団体競技がありますが、人間の生存と活動の基礎となる身体の能力・体力と、暑さ寒さ、飢え、細菌などに対する抵抗力としての「防衛体力」があり、総合して競うことです。

身体の能力を発揮するためには、意志や判断などの心理的なものが影響を与えます。また、心理的ストレスによって病気になることもあります。そこで現在では、体力とは、身体的能力と精神的能力が総合されたものだと思います。

いじめや、ヘイトスピーチが、昔から起きていて、一向になくらないのは、こう言った人間本来の生存本能と社会生活のバランスを倫理で抑えているように映りますが、法律が出来ても、人間の動物本能で、残念ながら消え失せることはないと思います。

大事なのは、発達した文明社会では、教育や法律で、徹底して“なくすこと”を叫び続けることだと思います。

今朝の読売新聞社説・・・「いじめ防止法 実効性ある対策につなげたい」