70歳超えて道半ば


孔子の『論語』の中に「七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。」・・・七十になると思うままにふるまって、それで道をはずれないようになったとあるが・・・
色んな苦労や苦難があって、70歳にしてようやく自分の思うように生きることが出来るということです。しかし私にはまだ、迷い、悩み、戸惑い、不安があります。
70歳を超えてまだまだ道半ばだと・・・そこで「自己の確立」・「人間形成」とはを考えてみました。
「人間形成」というのは、自立して主体的な人間になるということです。
「自立して主体的な人間」とは。社会のルールを守りつつ自分の目標を達成する人のことです。人間形成のできていない人は他人を押しのけてでも利益を得ようとします。そういう人は人間社会では成功できません。
人間形成のできてる人は周囲の人を傷つけてまで自分の目標を達成しようとしません。社会と調和することで真の利益が得られることを知っているからです。
アイデンティティの確立」
アイデンティティとは「自分は何者であり、何をなすべきかという個人の心の中に保持される概念」のことです。自分自身の主体性と、過去からの継続性。自分が社会や他者から承認されている受容感、の2側面からなっています。
そしてアイデンティティを確立することが、心身や社会的な役割や期待が急激に変化する青年期の課題とされているといわれます。
この時期に、新たな自己が再統合され、自分なりの価値観や目標などが確立されなければならないと思います。つまり私はこの仕事によって社会に奉仕し、将来この仕事のオーソリティーになろう。と自分の将来を決めることです。
しかし、人は完璧な形では大人にならないと思います。いろんなコンプレックスや欠点をもったまま大人になります。また現代では、その過程においてもすごいストレスを受け傷つきます。
それでも自分は価値のある人間だという、プライドを持っていられることが、本当のアイデンティティの確立だと思います。それが、友情や恋愛関係などを構築する基礎となっていきます。またスムーズな人間関係を作っていきます。