老いを考える


幸せな老後とは・・・

「老い」・・・老いとは遠い将来のことと考えていましたが、もう私達もその時期に来ました。「老い支度」とは・・・「有終の美」を何とか飾りたいと思いますが、その選択肢はさほど多くない現実だと思います。

10年前、私の兄夫婦を50代の甥が会社を辞めて介護するという、現実を見てきました。勤め先を近く変えたが、収入の減少・家族の人間関係・心身のダメージなど計り知れない・・・情況がありました。

いまも、家族の介護や看護のため、やむを得ず仕事を退職する「介護離職」が深刻な問題となっています。先の見えない介護の負担、途絶える収入、再就職の難しさなど、離職者が直面する課題が浮かび上がってきています。

「介護のために退職する人が年間10万人」・・・昨夜NHKクローズアップ現代で放送されました。「どうする介護離職〜職場を襲う“大介護時代”〜」

介護をしながら働いている人は全国で291万人、介護と仕事の両立が難しく仕事を辞める人は年間10万人に上ります。多くは40〜50代の働き盛り。ある大手商社では、親の介護を理由に海外駐在を避けたいと希望する管理職も出てきています。

いったん仕事を辞めると再就職は困難で、やがて介護をする人が生活保護に頼るようになるというケースもあるという。

そうした中、仕事をしながら介護を担う人の状況に合わせて様々なサービスを提供する新しいタイプの事業所が登場、また家族が仕事をしていることを前提に既存のサービスを組み合わる試みも始まっているようですが・・・

私達の近い将来の不安です。子供達には面倒見せたくない、自分達で終の棲家を探し、お金で施設に面倒を看て貰うことを考えています。これら老後が安心して暮らせる政治、安心して老後の暮らしが出きる、社会保障を充実させる政策に期待したいものです。

yahoo!みんなの政治・・・「増える介護離職 先の見えない苦悩」
http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1384/