中国の大気汚染



寒くなりました。年をとったせいか寒さが身に堪えます。我が家では、もう暖房のストーブ、コタツを使っています。

暖房器具というとむかし、職場でだるまストーブで石炭を使ったことを思い出します。

ストーブと言えば、今、日本の家庭では殆んど使っていないと思いますが、中国では使っているそうです。各家庭に煙突から白い煙が出ている光景を想像できます。

この時期に厄介なPM2.5という物質がでて、車の排ガスとなって中国の北京などでスモッグで、車はライトをつけ、歩行者はマスクをつけて歩いている光景がテレビで見ました。

それが台風が去って、偏西風の流れが日本列島西から東に降り注ぐのです。

「中国、大気汚染が深刻化 日本へ飛来、冬場に本格化」・・・22日ms webニュース
中国でPM2・5による大気汚染が深刻化する中、日本への影響はどうなのか。環境省は、風向きの関係から現状では日本へ飛来する頻度は低いとみているものの、「冬になり北西や北からの風が吹くようになると、頻度が高くなる恐れがある」として飛来本格化に向け対策を急いでいる。

同省によると、夏場や秋にかけては日本列島へ南からの風が吹きやすいため、中国からの影響はほとんどないとみられる。だが冬場になると、春先に黄砂が飛来するのと同様、北西風や北風の影響が懸念される。

PM2.5とは・・・粒径2.5マイクロメートル以下の非常に微細な物質。PMはparticulate matterの略で、微粒子と訳される。スーパーPM、微小粒子状物質ともいう。

火山灰や森林火災時に発生する自然由来のものに加え、石炭火力、あるいは自動車の排気ガスなどに含まれ、大気汚染の原因物質となる。その主体は硫酸塩であり、石炭やガソリンを燃やすと発生する二酸化硫黄(いおう)が空気中で酸化することで生成される。(yahoo!百科事典)

中国などで問題となっているPM2.5など、粒子状の大気汚染物質について、WHO=世界保健機関が「肺がんの原因となる」と断定しました。

これはWHOの専門組織のIARC=国際がん研究機関が、17日に発表した研究結果の中で明らかにしたものです。研究結果は、PM2.5など粒子状の大気汚染物資について「肺がんの原因となっている」と初めて結論づけたほか、PM2.5に限らず大気汚染一般についても、「肺がんの原因になる」と断定。大気汚染は「がんによる死亡の主な環境要因となっている」としました。

更に中国などを念頭に、途上国で大気汚染のレベルが高まっていると警告した上で、2010年には世界で22万3000人が大気汚染が原因の肺がんで死亡したと指摘しています。

中国は環境問題では、発展途上国です。日本の環境技術は世界でもトップレベルだそうです。中国は、積極的に、このノウハウを受け入れて環境汚染の改善に真剣に取り組んで欲しいと思います。