シティズンシップ教育で思う


グローバル化した世の中で、さまざまな問題が起きています。

日本では、少子高齢化の問題・格差・貧困の問題・・・そして地球規模で見れば、環境・エネルギーの問題や、世界各地で起こっている紛争・・・あるいはもっと身近なところでは、学校などで起きているいじめの問題など・・・

また自分の身の回りの人が悩んでいる問題や、自分の地域が抱えている課題などもあると思います。これは、決して一部の“リーダー”や“専門家”や“政府・行政に任せておけばいい、というものではないと思います。

今まではそれで良かったのかもしれません。そういった人たちに任せておいても、ある程度社会は回ってきたかもしれません。でも、これだけ社会が複雑化してくると、それでは限界があります。

社会の当事者は私たちなのです。私たち一人ひとりがもっと社会のことについて関心を持たなければいけないと思います。

私たちは、現代社会に生きていて、その社会の起きている課題があるなら、皆で一緒に考えて、そしてそれぞれの人が、自分なりに向き合い、できることをやっていこう。

そんな社会にしていかなければいけません、だからこそ少しでも多くの人に、そういったことを考えてみて欲しいと思うのです。

そこで、シティズンシップ教育が重要となってきます。「citizenship」シティズンシップ教育とは・・・(シティズンシップ推進ネット)

シティズンシップ教育は、めまぐるしく変化する現代社会において、子どもたちが将来、市民としての十分な役割を果たせるように、近年、欧米諸国を中心に学校教育で導入されてきています。

とくに、ニートといわれる若者の就業意識の低下、社会的無力感や、投票率の低下をはじめとする政治的無関心は、深刻な問題とされ、将来を担う世代に、社会的責任、法の遵守、地域やより広い社会と関わることを教えなければ、民主主義社会の未来はないとの危機感が広がってきたことも背景にあります。
 
「シティズンシップ(Citizenship)」は、日本では、「市民性」と訳されます。これまで「市民権」「公民権」などと訳され、国籍や参政権に近い概念であったものが、「市民社会でいかに振る舞うか」といった概念へと広がってきています。

文部科学省の懇談会が、道徳教育充実の提言案をまとめた内容から・・・今日の朝日新聞社説・・・『「道徳」教育―教科化にこだわるな』・・・載っていました。