子供は家庭・学校・地域で育つ

「引継ぎ」・「後継」という言葉で、連想されるのが「家」・「事業」・・・「伝統」などです。世の中は、絶えず進化しています。世の中の動きは、目まぐるしいほどです。

政治・経済・文化・科学・芸術などで価値観が違って来ることは当然と思います。宗教なども現在の生活感覚で捉えられいます。

パソコン・スマートホンなどのIT時代になった現在のネット社会で生活形態大きく変容してきています。しかし、心の豊かさというものは便利社会になったと言え、心は満たされないのです。

心の豊かさは・・・生活の便利性だけではない。多少の不便はあっても、豊かな自然、思いやり、優しさが実感できることがなければ心の豊かと言えません。

きのう公園で遊んでいる子供たちを見て思いました。子供どうしは仲良く遊んでいるようでしたが、この公園はみんなの遊ぶ場所という意識はない?ように見られたのです。何故かと言えば、自分達だけの遊ぶ場所と考えているようでした。

飲み物・食べ物をもって来て、飲み食いして片付けないでそのままして置くので、この公園は君達だけの公園ではありません。後で使う人のことを考えて欲しい・・・だからキチンと片付けてね・・・と言葉を投げかけたら、「ハイ」と返事をしました。

子供たちが帰った後行って見たら、レジ袋にお菓子・空き缶・ペットボトルなどをいれてベンチの上に置かれていました。これでは片付けとは言えません。家の持ち帰って欲しかったのです。

自己中心的な人が多くなったと思うのです。心の豊かな人とは思いやり、優しさがなければなれません。何気なくそっと添える言葉、態度が、失いかけているようで仕方がないのです。

三世代家族の時代から核家族化で、祖父母・親・孫の関係がなくなり、心の豊かな人が少なくなったとも言えます。であるならば、次世代に繋げる子供たちに家族・学校・地域のみんなで育てなければと意を強く持ったのです。

ネット人間になってしまっては、心の豊かさは得られません。自然を愛することから、人を愛し、心豊かな人間に成長していくのです。そして「子供は、家庭・学校・地域で育てる」ということです。