市民科という授業?

昨日、八王子市片倉町の湯殿川に(国道16号住吉橋下)、コンビ二弁当の殻が大きなレジ袋5個分が捨てられていました。フェンスの中の川の法面の枯れ草の中でしたので、フェンス乗り越えて回収しました。

最近街を歩いていて気がつくのですが、環境に対する規範意識が薄れている大人が多いと思います。八王子市は全市歩行禁煙です。タバコの吸い殻は少なくありません。歩道・公園・交差点などに、拾っても拾っても、後を絶ちません。そして空き缶・ペットボトル・紙くずは、植え込みの中に捨てられています。

このことは、子供のころの家庭での躾、学校での教育、地域でも注意が昔のように、なされていないことによるものだと思います。グローバル化した現代で、日本人のマナーと秩序は良いとの評判があるそうですが、このままですと将来が危ういと思う一人です。

「社会・生活環境への関心」・「市民としての自覚」・「市民としての義務と責任」・「社会の中での規範意識」・・・など実社会で問題となって来てます。

東京品川区の市民科・・・あまり耳慣れない「市民科」という授業が行われているそうです。品川区HPにありました。

市民科・・・品川区独自の小中一貫教育における9年間の中で、子どもたちが自分を生かす
能力と社会性を身につける学習として、これまでの道徳と総合的な学習の時間を統合し、その理念に加え実社会で役立つような内容を盛り込んだ単元で構成する、学習を市民科として平成18年に立ち上げたそうです。

この市民科の授業は非常に幅広い内容が含まれているため、学校によってその取り組みは様々だという。

目的・・・教養豊かで品格のある人間を育てることを目指し、児童・生徒一人ひとりが自らの在り方や生き方を自覚し、生きる筋道を見付けながら自らの人生観を構築するための基礎となる資質や能力を育む。

そのため、市民科の学習では、教師が指導性を発揮し、「我の世界」を生きる力(自分の人生を自分の責任でしっかりと生きていく力)と「我々の世界」を生きる力(世間、世の中でしっかりと生きていく力)の両方をバランスよく身に付けさせる必要があります。

実施に当っては、人格形成上、内容や方法面で関連がありながらも別々に行われていた道徳の時間、特別活動(学級活動)、総合的な学習の時間を統合し、その理念は大切にしつつも、より実学的な内容を盛り込んだ単元で構成する学習となります。 http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000006200/hpg000006190.htm

市民としての責任と義務をしっかり習得し、社会人として協調性、人や環境に対する思いやりと優しさをもった人間となる教育であって欲しいものです。