喜びの心を持ち続ける

喜びには、様々なものがあります。物質的・感覚的・境遇などの喜びがあります。これらを得ようとすることが、苦しみにつながるのです。

人は、母の胎内から生まれ出る時、母も子も、ともに産みの苦しみを味わうところから人生が始まる・・・人生は苦しいことがあたりまえで、苦るしいことが、喜びとなり、楽も喜びになると言うことです。

真の喜びとは何か、生きる力となる喜びよくわかり、喜べる心を、リフレッシュしておくことで、人の幸せを心底から喜ぼうと心、我が身の不幸災難にも生きる力がわき起こり、雨にも喜び、風にも喜び、暑さ寒さにも喜べる心をいつも持ちあわせていることが大切です。

新しい年を迎えて、喜び得る心構えができておれば、新春の喜びの光明に照らされて、真実美しい人生の花がこの一年咲き続けることでしょう。いつも喜びの心を持ち続けることです、喜びこそ命そのものです、人は喜びに生きるものです、喜びは人生の花です。

昨日も今日も、自然の動きには何ら変わりはない。照る陽、吹く風、みな同じです。それでも心が改まれば、見るもの聞くものがみな新しい喜びと感じるのです。

21世紀は人類が初めて経験する、高度情報社会・デジタル通信の時代です。デジタル産業革命の始まりとも言われるくらいに、情報が質的量的高速度的に社会の変化をもたらしま高度に発達していく情報の混沌の世だからこそ自己を見失わないように「真実の喜びに生きるすべ」を体得しておかなければ、情報の渦に巻き込まれてしまう藻屑になりかねません。

人類は一切のものを人間中心にとらまえようとした20世紀のありようから、人間も天地自然と同じくするあり方に立ち返り、一人一人が生きとし生けるもの天地万物と共に生きることを喜ぶ心を養うことこそが大切です。