命の目で人間を見つめ直したい

46億年前に地球が誕生し、とてつもない長い時間を経て現在があるのす。その間は地球は燃えたり凍ったり爆発したり激変を繰り返し、生命の誕生がありました。

それから進化・淘汰・融合を繰り返して現在があります。三千万種の生きもの、そして今、私たちがいることが偶然?で、不思議なことだと思います。

そして私たちの命は、自分の意思や力で髪の毛一本、自由に生やすこともできない、年とともに老化する、生理現象のすべてが自分自身ではいかんともしがたい、呼吸だってほとんど意識せずにしています。

けれども人は、自分の意思で力で、生きていると思っています。自分の意思で生きているというのは、 自分の思いこみであって、自然の摂理によって、生かされているといった方が当を得ているでしょう。

人は自然の摂理によって生かされていると気楽に受けとめればよいのに、欲張り根性、見栄っ張り根性があるから、いつも肩肘はって、世間や他人に気を使いながら、 ストレス地獄の中で、あがき苦しんで生活しています。

命の儚いこと、つかの間の命、 死するものとしみじみと思う時、自分の生き方を本気で考えるものです。 命ある間に本当の生き方を見いだし、こんなに光り輝くすばらしい世界に生きているのだから、悔いのない人生を送りたいものだと、時には思うでしょうが、「そのうちに」で、日が暮れてしまう。

人は死ぬものだということを、日常、全然忘れて暮らしているばかりか、死と隣り合わせであることさえ、さほど気にもかけずに日々を過ごしています。 しかし、まさに死に直面したならば、生きていることを強く実感するそうです。

宇宙の成り立ち地球の誕生、生命の起源の歴史から現代の人間社会を見つめ直すと・・・地球環境の問 題、飢餓と貧困、宗教や民族の対立など、世界的な問題・・・

ズームアップすれば、身近な出来事もよく見える、残酷非道な事件、児童虐待、青少年の残虐行為、学級崩壊、いじめ等々今、命の目で人間を見つめ直したいものです。