名護市長選と平和について

名護市長選挙の開票の結果・・・「アメリカ軍普天間基地辺野古への移設反対の稲嶺氏が1万9839票で再選しました。移設賛成の末松氏1万5684票でした。

稲嶺氏は「今回の選挙結果によって市民の良識を示すことができた。県知事が埋め立て申請を承認したが、今後の手続きでは、私は市長の責任で市民の安心安全を守っていく。埋め立てを前提としたいかなる手続きや申請、協議もすべて断っていく」と述べ、埋め立て工事に関係して市の協力を求められた場合、応じない考えを示しましました。(NHKwebニュース)

投票結果を見ますと、4155票の差です。この差をどう捉えるかですが、この結果は沖縄県の将来、日本の将来と日米同盟関係に少なからず影響してくるのでないかと思います。

中国の極東アジア海洋進出は見過ごすことは出来ないですが、これに“飽く迄も”軍事力で対抗する(平和を維持する)という事は、経済・環境・などに考慮しなければいけない。ただ沖縄県の問題でなく日本国民の問題と捉えていくべきと思います。

また、第一次世界大戦から100年を迎え議論が盛んだという。世界各地で再燃の兆しを見せるナショナリズムの行方を考える好機です。

新聞社説でも考えは分かれています。新聞各誌の社説・・・

朝日・・・「名護市長選―辺野古移設は再考せよ」

読売・・・「名護市長再選 普天間移設は着実に進めたい」

毎日・・・「名護市長選 移設反対の民意生かせ」

日経・・・「普天間移設の重要性を粘り強く説け」

産経・・・「名護市長選 辺野古移設ひるまず進め」