都知事選と幸せ感覚

フランスのエミール・デュルケムという経済学者の調査によれば、金持ちほど自殺率が高いそうです。

そうだとすれば「経済的豊かさ=幸せ」ではないということになります。私達は経済的な豊かさや物質的な豊かさを追い求めます。単に、経済的に豊かになれば幸せになれると思っているからでしょう。

私達は明治の人よりも豊かです。昭和初期の人よりも恵まれています。東南アジアの人よりも高い水準の生活をしています。何時の時代でも悩み事なくなりません。

解決するには、物事を一方向か見るのではなく、幅広く、上下・左右・縦横に見ることです。そして、物事に対する価値判断の力を養うことです。

グローバル化した世界・日本社会で個人の価値観・幸せ感は自ずと進化していかねばならないと思っています。基本的には一人では生きていけないということです、人間社会のなかでのみ生きて、その中で「幸せ」・・・なのです。

複雑多岐の世の中・・・今のような中央集権で、役人がすべての権力を握っているような国家は一度解体する・・・そうなって初めて国民の意識も変わり、真の民主主義が確立できるとの意見もあります。

東京都知事選の告示が今日23日告示された。争点は・・・私たちの「暮らしを良くする」安心安全な東京にする。

電力の最大消費地の東京で、複数の候補者が「原発ゼロ」を前面に掲げ、原発再稼働の是非が大きな焦点となり、地下直下型地震などの防災や、2020年東京五輪に向けた街づくりや、少子高齢化社会での福祉政策も問われるものとなるでしょう。

もう直ぐ東日本大震災から3年になります。これからさらに日本で災害が起こるようであれば、当然日本は経済活動や国民生活が疲弊し、他の国々も日本経済の混乱に影響され、場合によっては放射能汚染で痛手を負うことになります。

日本人が目覚めなければ・・・それが始まるのは国民の意識改革です。日本人の10分の1の人々、つまり東京都民1300万人の人々の心が意識改革できたとき、そのとき一気にこの日本は変わり始めるのだと思います。

現在でも日本は、操作された経済の低迷や少子高齢化の進行が止まらず、周辺国との領土紛争や、闇の権力による洗脳と富の搾取といった厳しい状況があります。

東京が世界一魅力的な都市であるという人もいますが・・・

森記念財団のシンクタンクである都市戦略研究所が発表した。1位はロンドン、2位はニューヨーク、3位はパリ・・・「世界の都市総合力ランキング2013」の結果です。東京は4位となり、6年連続でトップ3入りを逃した。他に大阪23位福岡35位だそうです。

東京は世界1位の都市になれないのか? 候補者の主張をじっくり聞いて見たいと思います。