首相の演舌で思う

昨日、第2次安倍政権になって2度目の通常国会が召集されました。

阿倍晋三首相の施政方針演説で、首相が力を入れる経済では「三本の矢によって、長く続いたデフレで失われた自信を取り戻しつつある」として、「景気回復の実感を、全国津々浦々にまで届けようではありませんか」と呼びかけました。

4月から消費税が上がります。私も大局的に見て「やもう得ない」という考えています。景気回復を願うのはやぶさかではありませんが、国民のすべてが恩恵に授かることは出来ません。それは、精一杯努力しても暮らしは良くなったと実感できない人が出るです。網の目から出てしまう人が出てしまうのです。

漁業に、底引き網漁・・・色々な種類の魚が獲れる円錐形の囊(ふくろ)網の中に集めて漁獲する漁具をいう。網の目より小さい魚は網から逃れる。また、一網打尽にすべて掬い獲る方法があります。

私が言いたいのは、網から逃れた人たちが、安全・安心して大きく育つ(立ち直る)まで見守る、それまでは、社会保障制度の充実が必要だということです。

日本国民を一人で多く「幸せ」を実感する社会構造を目指すことが政治だと思います。努力とちょっとの支援で、多くの人が「幸せ」なる社会を目指すべきと思います。

新聞各紙の社説

朝日・・・「施政方針演説―明るさの裏側には?」

読売・・・「施政方針演説 不屈の精神で懸案解決に挑め」

毎日・・・「安倍首相演説 重要課題がそっけない」

日経・・・「経済の好循環」を言葉でおわらせるな」

産経・・・「施政方針演説 「強い国」再生へ決意貫け 集団的自衛権容認は今国会で」

各誌の考え方カラーが出ています。