冷静な判断と対応

昨日「地震の備え、自分の身をまもるには」(東京防災隣組専門家派遣講習会)に出席して・・・南関東で、今後30年以内に地震が発生する確率は70%程度と予想されています。

自分の身は自分で守ることが基本です、その上、共助・公助と広がりを持って助け合う・・・そんなことを頭で考えて、イメージを描いてみているうちに、「絶対安全」なんてないということ、どんなに備えを万全にしても身を防げる保障はないということです。

とは言っても何もしないでは、不安です。そんなことを思いを巡らして、ふと考えが人生の刹那的一生・・・生まれてきたものは必ず滅するものです。わかっているけれど、いつも気にしているわけではありません。気にしないばかりか、自分だけはなかなか死なないと思いこんでいまいます。

以前にあった、耐震構造設計のごまかしの事件、工事屋さんがお宅の家はここが危ないといって、不当な補修代を支払ってしまった、という老人など、世の人々に幸せをさしあげるべき仕事であるはずのものが、我が身の欲望にのみ走ってしまう。

そして「天災は忘れて頃にやってくる」自然災害は、以前の被害を忘れたころに再び起こるものです。何事も日ごろから油断することなく備えておかなければいけない、という事を心に刻んで置くことです。

やたらと不安を描き立て、人の心を迷わされるのは要注意です。大事なことは冷静判断と対応だと思います。