結婚しない、できない社会の行く末は・・・

少子高齢化は、ますます進む社会構造では将来が危惧されます。今ままでのライフサイクルの基本的な概念では、日本の将来の見通し暗いと言わざるを得ないと思います。

未婚の人たちは、人間の一生において節目となる・・・出生、入学、卒業、就職、結婚、出産、子育て、退職・・・によって区分される生活環境の段階をどう生きていくか・・・?いわゆる、ライフ・ステージの夢、希望などをどう考えているのでしょうか・・・

私たちの地域では、子供達は結婚し二人だけの新しい家庭を・・・残った親は高齢化し、独りとなり、最終的には空き家となっています。そして親を看るためか?結婚しない男が親と暮らし続け、婚期を逸してしまって、50歳を過ぎてしまっている家庭が多く、ズームアップされてきている思います。

むかし、結婚していない若者は、一人前の男(女)と社会に認められなかった時代があります。何とか一人前の大人になって欲しいものです。

結婚しない、出来ない理由は、2世帯同居が人間関係のトラブルがあるようです。その風潮があるのは事実のようです。ですから、内孫が出来る3世代家族は、稀少と言えます。

未婚の人は、どう考えているのでしょうか。アメーバニュース(2月13日)によると・・・男性が結婚しない理由トップ5・・・結婚願望低めな男性にその理由を調査では聞いています。

ランキング・・・
1位・・・出会いがないから
2位・・・自分の収入が低い/不安定だから
3位・・・1人でいる自由を無くすことがイヤだから
4位・・・結婚に適した相手がいないから
5位・・・他人と暮らすのが面倒だから

「出会いがない」のは元も子もないといった回答ですが、それ以下を専門家の意見とともにみてみましょう。

不安→自信のオトナの階段を上っている。

2位に挙がった「自分の収入が低い/不安定だから」という回答に、オールアバウトガイドの水野順子氏は「男性にとって結婚は経済力ができてからすべきという意識が感じられます」。

男性のほうが家計を支えていく役割を持つがゆえに、結婚への負担感が高まる様子が見受けられます。20〜30代で結婚を考えているのなら、共働きの選択をとることが多くなるかもしれません。

水野氏は「現代においては、結婚というライフイベントは“必ずするもの”という意識ではなく、“する”、“しない”を選択するライフイベントとなってきたことが感じられます」。

他ガイドの大石泉氏もこのような結果をみて、「“結婚する”ことに対する“あきらめ”ではなく、“結婚しない”ことへの“確信”を感じました。結婚への憧れが強い20 代から、1人暮らしの快適さを知り、満喫する30代へ」といった意見を寄せています。

独りでも生きることができる強さや楽しさを味わってしまったため、結婚という選択をとろうとしないのかもしれません。

親がいるから結婚できない、しない・・・将来的に義親を看るのイャという女性が多いと思います。私たちの地域だけではないと思いますが、さまよえる老人・限界集落化は、他人事ではなくなったと感じています。