命の尊さの認識を高めよう

命の尊ばれなくなってきた社会は、不幸な世の中です。

三重県四日市の18歳の少年の殺人事件は、昨年8月に、女子中学生が花火大会の帰りに殺されるという痛ましい事件で、3月2日に卒業式が終った後、犯人の高校生が逮捕されました。

昨日は、千葉県の柏市で夜遅く、帰宅途中のサラリーマンの男性をナイフで背後から襲い殺害しつぎつぎに4人を傷つけた、通り魔事件と近隣に住む人はもちろん、日本中を震かんさせる事件は昨日、24歳の犯人が逮捕されました。

四日市の犯人の少年は、事件後他人事のように振舞って、事件の恐ろしさなど友達などとメールなどでやり取りしていたという。そして学校でも、普通の少年であったようです。

そして昨日の柏市の通り魔事件の犯人は、報道関係者に事件の目撃者を装いインタビューに応じていたそうです。

この二つの事件に共通することは、金目当てということですが、女子中学生がお金を沢山持っているはずもない、たかが6000円だったそうで、ちょっと信じられません。

また、柏市の24歳の犯人の男も金目的というが、4人を襲って人殺しまでして、お金が欲しかったのか?本心ではないと思います。

いずれにしても人の命の尊さを軽んじた行為だと思います。世の中はお金にしか価値を認めないということで共通しているようです。そういう意識の人々が多くなってきたのでしょうか・・・

事件を起こす人は、家庭環境・親の躾・道徳意識などに問題があったと思えますが、慈しみ心を持つ人間に育って欲しいものです。

教育者ドロシー ・ロー・ノルト博士の言葉ですが、殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる。可愛がられ抱きしめられた子どもは世界中の愛情を感じとることをお覚える。・・・と言っています。

「子は親の鏡」という言葉はどこかなつかしい響きがある、昔から言い古されてきた言葉であるのに、今の日本では死語になりつつあります。