規範意識ということ

規範意識とは、道徳、倫理、法律等の社会のルールを守ろうとする意識のことで、遵法精神ともいう。

日本人の規範意識が低下が問題になっていますが、規範意識を「高める」には、それぞれ地方自冶体の教育委員会で目標などを決めているようです。

八王子市の教員会で教育委員会の目標で決めれています。スローガン…『あふれる元気・かがやく心・仲間とともに・はばたけ未来へ』です。

八王子市教育委員会は、学校教育と社会教育の密接な連携のもと、子どもたちが自分らしさを発揮し、未来に対して夢をもって生きることのできる社会と、すべての市民が生涯にわたって心豊かな人生を送るための生涯学習社会の実現を目指しすというものです。

子どもたちが、知性、感性、道徳心や体力を育み、人間性豊かに成長することを願い、
•「あふれる元気」<健康な心身・活力>
心身ともに健康で、生き生きとした人
•「かがやく心」<豊かな知性と感性・個性>
自ら学び考え、知性と感性を高めようとする人
•「仲間とともに」<協調性・社会性>
互いの人格を尊重し、思いやりと規範意識のある人
•「はばたけ未来へ」<意欲・積極性>
積極的に自分を高め、社会の向上に貢献しようとする人

…育成に向けた教育を推進する。(平成14年1月23日八王子市教育委員会決定)

私の経験で考えられる大事なことですが、むかしの「うるさいおやじ」の目(注意・指導)が、最近、少なくなって、悪戯しても「叱る」「叱られる」という光景が見られなくなったということです。

子供の規範意識の教育は、家庭の躾・学校の教育だけでは高められません、「社会の実践教育」が大事なことだと思います。家庭・学校ではそれなりに規範意識あるようでも、公園・広場や公衆の場で、子供たちの遊んだ後を見て問題だと思っています。

家から持ってきた、ペットボトル・食べ物の包装紙や遊んだ道具のサッカーボール・野球のボールまで捨てて行ってしまう。そこに大人が吸ったたばこの吸い殻が捨ててあるのです。

こういう状況が20年近く続いていて、規範意識の基準が低い人たちが親になっていて、「これが普通」…社会常識になってしまう?…末恐ろしいことです。

私は子供会のお母さんたちに「子供たちの遊んだ公園・広場を見てください」…と言っているのです。もちろん私は、気が付けば「うるさいおやじ」の役目をしなければと…子供の規範意識の教育は社会一体で行うことで成果があると思います。

読売新聞社説に関連しますが社説に載っていました。

「大阪の校内人事 教員の規範意識が低すぎる」