防災の日に…

今日は、2014年(平成26年)9月1日(月)。防災の日です。

立春から数えて210日目で1923年(大正12年関東大震災があり、この日を「防災の日」としております。

むかし親父から関東大震災に遭った時のことを興味深く聞いた覚えがあります。生まれが農家であって、この時季は稲が開花・結実する大事なときだということも聞かされました。水管理と、台風の襲来で、稲のが被害をどう防ぐかを母と話していた記憶があります。

二百十日は伊勢の船乗りたちが長年の経験によって凶日としたといわれていて、雑節として暦に記載されたのは江戸時代で、八十八夜とほぼ同じ頃です。先人たちの経験に基づいた生活の知恵が暦となっているのです。

未曽有の被害

日本大震災は2011年(平成23年)3月11日が発生し多くの犠牲者を出し、原発に伴う被害は、いまだに仮設住宅を余儀なくされている人、たくさんいる状況です。

原発事故で、電力の3分の1を作り出していた、54か所の日本の原子力発電所は全てストップしました。放射能の恐ろしさを、まざまざ知らされた思いです。

エネルギー問題は、経済成長には欠かせない最重要問題です。原発再稼働の論議は続くかと思いますが、環境問題と絡み将来の課題だと思います。

「首都直下型地震が発生する確率は30年以内に70%!」

政府の中央防災会議の作業部会が公表した被害想定は、最も被害が大きくなる「都心南部直下地震」をはじめ、様々な震源マグニチュード(M)7級の地震によって、首都圏が最大震度7の激しい揺れに襲われることを示しました。

「30年以内に70%」と切迫する首都直下地震の想定を冷静に受け止め、防災・減災に生かすことが重要です。これには日ごろの訓練と心がけが大事だと思います。

しかし、地震以外にも、水害・土砂など災害は起こります。最近は、地球温暖化、無秩序な開発、などで従来の想定しがたい災害が相次いで起きています。天災とも人災ともつかない災害が起きているようで仕方がないのです。

町会で防災訓練を計画しても参加者が少ないのです。自分は大丈夫ということはありません。自分はもとより、家族・近隣、地域の安全はみんなで守るということが大切なことです。

「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ではありませんが、今日の「防災の日」を地域の一人ひとり、いつ起きても最少被害でとどめる…改めて考えておくことが大切です。