これからの葬儀事情


「日本人と仏教」

古来から先祖を祭る仏教の伝統文化・風習などが引き継がれてきたものですが、少子高齢化・人口減少で、先祖の「墓を守る」ことが出来ない…(家)人が出てきて問題となっているようです。

お寺の事情も檀家の減少後継者いない…などで、経営が難しくなって廃寺とならざるを得ないというお寺もでてきているという。

日本は統計的にみて約8470万人が仏教徒であり 、全世界で3億数千万人程度が仏教徒とされていることを考慮しても、やはり一大仏教国である。約7万5000の寺院がある。(ウキぺでィア)

墓を守るとは…定期的に行って、掃除などの管理する。お寺に檀家料など経費を支払い、お寺の維持費などを支払う。

昨夜あるテレビニュース番組で、「墓じまい」という特集があった。

墓をどうするか…東京都で管理している「樹木葬」など人気が出ていているようです。私も、何か年代的に近づいているせいか、興味を持ってみました。粉骨にして、散骨・海洋散骨、樹木散骨などがあるということです。

毎年先祖代々の墓を守ることが不可能となり「墓じまい」するというものです。後継者いないでお寺や周りの人に迷惑かけるとの理由だそうです。

知恵蔵miniの解説より・・・

「墓じまい」とは…墓を撤去したり処分したりすること。墓参りをするのが困難、墓参りをする人がいなくなるといった場合に、墓の管理者(近親者など)が行う。

墓じまいをした後は、「近所に新しい墓を購入する」「納骨堂を購入する(永代供養)」「散骨・自然葬をする」「自宅供養をする」など、様々な供養の方法がある。

少子高齢化の進展により、後々墓参りをする人がいなくなるケースが増えており、それに伴い墓じまいも増えている。墓じまいをするには、墓地埋葬法で定められた手続きが必要であり、また寺院や霊園との折衝、墓石店への依頼などの障壁がある。

墓のある寺から高額な「離檀料」を求められるなどトラブルに発展することもある。2014年現在、墓じまいを代行する業者が多数存在しており、墓じまい相談会なども行われている。(知恵蔵 )

散骨…東京湾の船上にお坊さんと家族が乗り先祖のお骨を海に撒くという光景を見て、これからの葬儀・お寺の在り方など多くを考えさせられました。