挨拶をしよう

最近、自治会や町内会などの活動が活発におこなわれていない地域が増え、近所づきあいは昔よりも希薄になってきていると言われています。

自分が住んでいる地域内であったら、挨拶しましょう。

挨拶の効能…

ふだん見かけない人に挨拶すると、顔を見られることにより、防犯になります。

また、二度三度会って、挨拶から、ご近所さんと顔見知りになっていれば、次に顔を合わせたときに、会話がはずみます。

そして、どこのパン店さんが美味しいといった情報交換だけでなく、頂き物をおすそ分けしたり、家族ぐるみで親しくなったりすることもあります。

助け合いの精神の醸成…

よほどの緊急性がない限り、知らない人に助けを求めたり、何かをお願いしたりはできませんが、顔見知りがすぐ近所にいれば、「天井の電球の交換をしてほしい」「急病で寝込んでいるので、外出するついでにバナナを買ってきてほしい」といったお願いもしやすくなります。

たいがいの人は、知らない人には自分の悩みや不安を話さないでしょうし、話されたほうも戸惑います。

困ったときにまわりの人や社会にサポートやSOSを要請しやすい環境が整っていなければ、万が一のセーフティネットは、いくら制度や仕組みがあっても役に立ちません。

元気なうちは、近所付き合いや地域住民との人間関係は煩わしいと思っても、いざ困った時には頼る人がいないという事態に直面する可能性は誰にでも起きます。

「地域コミュニティーの復活」というと抵抗があっても、「一定の距離を保ちながら、近所の人たちとつながりたい」と考える人は少なくないはずです。

こうした緩やかな関係があることが、住民の安心や安全につながります。そして、笑顔が素敵な人が多くなります。

「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」という関係は、挨拶をする、顔見知りを増やすといった、今日から簡単にできる努力から始まるのではないでしょうか…