エッ・・・湯殿川にアユ・・・

私の町八王子市片倉町の湯殿川が流れている。私は土着人間(生まれも育ちも同じところに住んでいる)である。子供の頃は、湯殿川で魚獲ったり、泳いだりして遊んだ。

川は、開発が進むに連れてコンクリート化し、生活排水が流れ、多くいた魚も種類を減らし、殆ど、はやの種類、ウナギ、ナマズ、ギバチ、ドジョウ、スナモグリなどは全く消滅してしまった。エビ種類、カジカ、八目ウナギ、カエルさえ、姿をみせない。

とっても残念であり、地方の川にまだそんな魚がいる話を見聞きしていると、郷愁に浸ることがある。今は人が放した鯉がいる。何か増えているようだ、しかし緋鯉の姿は3・4年前にいなくなった。

市の下水道の整備が進み生活排水はなくなり、そして環境保全などの啓蒙で、ゴミを捨てる人が少なくなったことから、水質も良くなった。

極最近であるが近所にいるアユ釣り名人?がアユがいると言う。それにはビックリした。私は胸を躍らせ川面をしばらく見つめたが、確認できない。多摩川、八王子市内を流れる淺川にはいるという話は、聞いていたのだが、まさか湯殿川にいるとは・・・

私は、何とか一種類でも昔いた魚を取り戻したいと、ゴミなどの拾い清掃活動をしているのだが・・・そしてなんとして存在を確認したい。

私には、西湖に70年ぶりに国マスが、発見されたニュースと匹敵する位のことがらだ。

そこで、その名人に詳しく聞いたのだが、石の苔を取って食べているので石がきれいになっている。50匹ぐらいの集団認められるという。名人が釣ってみせるということで、つり支度をし何度か挑戦している。

アユはきれいな川でなければ棲めない。私は、みんなの努力で昔はもいなかった、アユが棲める湯殿川になったことが、何より嬉しい。これからも環境のためにも、少しでも昔のような川に戻し、子供たちに夢を、これを未来につなげることの大切さの意を強くした。