体罰があった学校名を公表

終戦後に小学生を過ごした私の世代では、親や先生に殴られれる(体罰)ことは、日常茶飯事だった。なぜ殴られるのか分からないこともあった。

むかしは地震・雷・親父が三大恐怖であったが、私の育った時代の怖いといえば、先生・親父・警察だった。

半世紀以上たった現代でも、学校で体罰が行われ、自殺したり、陰湿極まりない体罰で死ぬという虐待事件のニュースが後を絶たない。

何が教育なのか、体罰なのか分からない先生もいるのではなかろうか・・・私の孫が江戸川区の小・中学校に通っているので気になる。

NHKwebニュース「都教委 体罰あった学校名公表 」

学校の体罰を巡っては、大阪市立桜宮高校でバスケットボール部の生徒が自殺したあと、全国で実態調査が行われたのだが、学校名がすべて公表されるのは異例で、東京都教育委員会は「体罰を根絶するためにはどのようなことが体罰に当たるのか現場の教員や指導者に共有し、認識してもらう必要がある」と説明している。

学校で、体罰の一斉調査で学校名がすべて公表した。その数、公立の小中学校と高校の合わせて2184校で行った。

その結果、130校で教員や部活の指導者合わせて162人が児童や生徒に体罰を行っていたことが分かり、すべての学校名に加えて悪質だった43校については、体罰の内容も公表した。

G−CSTニュース・・・都教委が体罰あった学校名公表 江戸川区だけ件数、「悪質事案」突出の「なぜ」

最も体罰が発覚した数が多かった中学校について地区別に見ていくと、千代田区中央区など5区が0件。大半の区が5件以内に収まっている。ところが、足立区は8件、江戸川区は17件と突出している。
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特に悪質な「傷害を負わせた事案」の具体的な内容も公表されている。中学校については17件公表されているが、そのうち6件が江戸川区
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その内容も、「生徒が練習中に漫画を読んでいたことについて指導した際、同生徒を注意しなかった別の生徒の左頬を3回たたき、更に漫画を読んでいた生徒が何度も謝罪していたにもかかわらず左頬を繰り返し30回程度たたき、左鼓膜外傷の傷害を負わせるなどの体罰を行った」(南葛西第二中学校)
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「顧問を務めるサッカー部の試合の合間に遊んでいた生徒を指導した際、平手でたたく、足を蹴る等の体罰を行った。また、同部の生徒16名に対して、その他指導した際、頭を手のひらで10回、頬を手のひらで2回たたくとともに、拳でみぞおちを3回小突き1名に腹部打撲の傷害を負わせた」(鹿骨中学校)といったハードなものが散見される。
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ファミリー層への調査では意外に高評価
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江戸川区は都心へのアクセスが良く、地価も相対的に安いため、ファミリー層に人気だとされる。都教委の発表とは逆に、江戸川区の教育に関する評価は、必ずしも低くないようだ。
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例えば不動産・住宅情報サイト「HOME'S」の運営会社が12年10月、都内のファミリー層を対象に、今住んで済んでいる地域の住み心地について聞いた調査の結果には・・・
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江戸川区は『市(区)政の子育て・教育サポート制度』、『公園・図書館・児童館などの施設の充実』、『幼稚園や学校の充実』といった子育ての公的サポートや公的設備に関する項目で(ベスト20のうち)上位3位に入る高評価を得ています」とある。
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今回の体罰に関する調査を行った東京都教育庁人事部の担当者によると、体罰の地域分布について特に分析などはしていないといい、江戸川区の突出ぶりには首をかしげている様子だった。